のんびりホラー映画な日々

日本未公開の海外ホラー映画、海外ドラマを中心に、気ままに感想を書いています。

ネタバレあり感想「ラリー スマホの中に棲むモノ」友達を欲しがる怪物がスマホの中からやって来る!

今回は、ホラー映画「ラリー スマホの中に棲むモノ(原題:Come Play)」を紹介します。2017年に公開された短編ホラー「Larry」の長編化作品で、スマホタブレットなどの通信機器を介してこちら側の世界にやって来る怪物ラリーが少年を追いかけ回します。ちなみに短編の方はYouTubeで無料で見れるので記事の中にリンクも貼っておきますね。

 

■作品概要

作品:Come Play
製作:2020/アメリ
上映時間:96分

f:id:yusuke110044:20210131180613j:plain

https://www.imdb.com/title/tt8004664/
■あらすじ

自閉症の少年オリヴァーはうまく喋ることができず、常に持ち歩くスマホを使って両親と会話していた。ある夜、オリヴァーのスマホに突然絵本がインストールされる。孤独な怪物ラリーが友達を欲しがっているという内容の物語を読み進めると、次々と部屋の電気が消え、何かの気配を感じたオリヴァーは怯え切ってしまう。それ以来、たびたびラリーの存在を感じるようになり、友達を求めるラリーが徐々にオリヴァーに近づいていく……。

 

■予告編


COME PLAY - Official Trailer [HD] - In Theaters Halloween

 

■ネタバレなし感想

2020年のハロウィンの時期だったと思うのですが、アメリカで公開されて週末興行収入で1位になっていたので、ずっと楽しみにしていました。

予告編を見て、スマホのカメラを通して存在を確認できる、怪物は長身のモンスター、孤独な人のところにやって来る、自閉症の子どもと子育てに苦労する母親……どこかで見たことがあるような設定ばかりだけど、期待!面白いはず!

と思っていたのですが、残念ながら期待外れの仕上がりになっていました。すみません、ネタバレありの方で書こうと思ったんですけどここに書いちゃいます。

とにかく何から何まで見たことがあるような展開と演出で、怪物ラリーの見た目すら既視感満載でした。かといって残酷描写があるわけでもなく、いつものジャンプスケアに終始していて、個性を感じられなかったのが残念でした。

というか、もしかしたら個性を感じられる演出があったのかもしれないのですが、印象に残らずもう忘れてしまったというのが正直なところです。

本作のもとになった短編「Larry」はYouTubeで無料公開されています。5分くらいの作品ですし、僕はこちらの方が好きなのでぜひ見てみてください。

 


Larry - Short Horror Film

 

 

Amazonで配信中!

なぜかAmazonには吹替版しかなかったです。

 

■ネタバレあり感想

↓ここからネタバレありなので注意です!!!

 

 

 

 

 

ネタバレ感想を書いても「へー!まさか!」という展開は全くないのですが(汗)、怪物ラリーはオリヴァーを引き込もうとしてあの手この手を使います。

母親が友達を増やそうとお泊まり会を開催するのですが、ラリーが突然出てきて友達はオリヴァーから離れてしまいます(ラリーはオリヴァーを孤立させるために地道に活動している!)。また、邪魔者も排除するので、父親を事故に遭わせたり、母親のことも精神的に追い込んでいきます。

ちなみにラリーと握手をすると友達(仲間)になり、ラリーの住む世界に連れて行かれてしまうらしく、最後はスマホの画面から飛び出してきたラリーと握手をしてしまいそうになるオリヴァーを守り、代わりに母親が握手をして連れて行かれてしまいました。

作品全体の雰囲気は好きだったので、それだけに残念な仕上がりでした。

 

■関連作品

・余命が分かるスマホアプリ

yfilm.hatenablog.com

・子供を守ろうとする母親の愛 

yfilm.hatenablog.com