今回は、未体験ゾーンの映画たち2024にて2024年2月2日から公開されることが決定しているホラー映画「エレベーター・ゲーム(原題:Elevator Game)」を紹介します。特定の条件を満たしたエレベーターに乗り、決まった順番で階数のボタンを押していくと異世界に行けてしまうという都市伝説を題材にしています。ストーリー云々の前に、出演者の演技力とどう考えても高校生に見えない主人公が気になって映画に集中できません!
作品概要
作品:Elevator Game
製作:2023/アメリカ
上映時間:94分
あらすじ
クロエやクリスら学生時代の仲間たちは、世間で話題になっている超常現象・都市伝説を調査する動画を投稿している。ネタも尽きてマンネリになり、徐々にスポンサーも離れ始めたとき、インターンとして加入した高校生のライアンが"エレベーターゲーム"を取り上げようと提案する。実は最近そのゲームで行方不明になった女性がいるらしく、一同は半信半疑ながらも事件が起きたというビルへ。いつものようにハイテンションで動画の撮影を始めるが、それは異世界に通じている絶対に乗ってはいけないエレベーターだった……。
予告編
ネタバレなし感想
世の中に数あるB級・Z級映画の中で、なぜこの作品が2024年の未体験ゾーンに選ばれたのでしょうか!題材自体は面白いのですが、低予算とキャストの演技力が観客をなんとも言えない気持ちにしてきます。正直、これは見る必要のないホラー映画だなと思ってしまいました。
ちなみにこのエレベーターゲームという都市伝説について調べてみたんですけど、2ちゃんねるのオカルト板で話題になっていた「異世界エレベーター」に非常に似ています。海外にも同じような話があるのか、本作の原案がどの話なのかは分からないんですけど、有名な都市伝説らしいです。
さて、物語はそんなエレベーターゲームに挑戦したベッキーが行方不明になるところから始まります。このゲームには、特定の階に順番に行かなければならない、最後に5階に着いたときは絶対に目を開けてはいけない、といったルールが存在します。ベッキーは恐怖で目を開けてしまい、異世界に引き摺り込まれてしまいます。
エレベーターゲームを調査することになった主人公たちの行く末は?という展開ですが、全体的に演技のクオリティが低く、主人公の男子高校生がどう考えても高校生に見えないのです(泣)。調べてみたら26歳の役者らしいんですが、20代でも30代でも、童顔の人っているはずじゃないですか。こういうキャスティングの粗さからも映画のクオリティを感じさせます。まぁ映画が面白かったらきっとそんなことも気にならないんですけど……(遠い目)。
日本でも有名な都市伝説なら、「きさらぎ駅」や「リゾートバイト」のように日本で作った方が相性が良いのでは?と思いましたね。2024年の未体験ゾーンは24本ラインナップされているらしいので、本作をわざわざ選択しなくてもよいかと思います!
ネタバレあり感想
↓ここからネタバレありなので注意です!!!
インターンとしてチームに加わった主人公ライアンは、実はベッキーの弟でした。どうやらベッキーはこのチームのファンだったらしいんですが、メンバーのクズ男クリスに遊ばれていたのです。そんなクリスが喜ぶと思って話題のエレベーターゲームをやってしまい、行方不明になってしまいました。ライアンはベッキーを探すためにインターンとして潜入したのです。
そしてエレベーターゲームのルールを破ったメンバーは次々と幽霊に殺されてしまい、姿を消していきます。どうやら異世界に連れて行かれてしまったようです。最後、扉を閉じるために再びゲームを行ったライアンたちは、失敗して異世界に引き込まれてしまうというバッドエンドでした。
この異世界がどうもイマイチな演出で、幽霊のようなクリーチャーのような存在は出てくるものの、その一体しか現れませんし、"低予算な中で作られた異世界"というのが丸わかりでした。ライアンが目的を持ってチームに潜入していた設定も生かされていなかったですし、なんとも残念な映画でした。
関連作品
・SNSで話題になっている憑依チャレンジとは?
・YouTuberが心霊スポットに行くとどうなる?