今回は、ホラー映画「ファイナル・ジャッジメント(原題:Don't Look Back)」を紹介します。僕が大好きな「ファイナル・ディスティネーション」を生んだジェフリー・レディックという方の初監督作品になります。あの伝説的なホラー映画を生んだ方が次はどんな作品を製作したのか?大注目の作品です!
(追記)いつの間にかファイナル・ジャッジメントという邦題で配信が始まっていました。やっぱりファイナルが付くのね……
■作品概要
作品:Don't Look Back
製作:2020/アメリカ
上映時間:90分
■あらすじ
強盗事件によって父親を亡くしたケイトリンは、ある日公園をジョギングしていたところ、男性が襲われている現場に遭遇する。強盗事件を思い出して身動きできずにいたケイトリンだが、周りの目撃者も男性を助けようとせず、スマホで動画を撮影する人もいた。重傷を負った男性が亡くなったことを知ったケイトリンは何もできなかった自分を責めて落ち込むが、その後、目撃者たちが次々と不審死を遂げていく……。
■ネタバレなし感想
「ファイナル・デスティネーション」の生みの親、ジェフリー・レディックの初監督作品だなんて、見ないわけにはいかない!と大興奮して見たのですが、インパクト弱めな作品に仕上がっていました。
物語は、ヒロインのケイトリンの家に強盗が押し入るところから始まります。その事件で父親を亡くしたケイトリンは、公園で暴行事件に遭遇。襲われていた男性を助けなかった目撃者たちが次々と不審死を遂げるという展開です。
インパクトは弱めとは言いましたが、非常に今っぽいテーマでしたね。公園で男性が殴られているが、誰も助けようとせずに見ているだけ。スマホで動画を撮る人もいる。でも自分がもしその場にいたら、助ける勇気があるのかな……?と考えてしまいました。
果たしてこの不審死の原因は?実は結末に仕掛けが用意されているので、その辺りはそこそこ楽しめました。
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■ネタバレあり感想
↓ここからネタバレありなので注意です!!!
ケイトリンは過去の事件のトラウマや罪悪感から、亡くなった男性の幻覚に悩まされるようになります。ただ見ていただけで助けなかった自分たちを呪っているに違いないと思うわけです。
ところが結末は意外にもシンプルで、被害者の弟が目撃者たちを恨み、殺害していたのです。この辺りのツイストもそこまでインパクトがなく「弟、お前かぁ」という気持ちになりました(笑)。いや、この映画、全然嫌いではないんですけどね。
しかも最後にもう一つツイストがありまして、目撃者の中の一人にシングルマザーがいるのですが、実は彼女は公園で亡くなった被害者からセクハラを受けて殺害計画を思い立ち、公園で被害者を殴っていた男を雇っていたことが判明します。
この映画を見たのが少し前なので思い出しながら書いているのですが、この結末で間違っていないはず……。劇場公開するなら未体験ゾーンかなと思いますが、配信スルーの可能性もありますね。
■関連作品
・とても展開がファイナル・デスティネーションっぽい映画
・この男なら、喧嘩を止めに入るはず