今回は、ホラー映画「ザ・ボーイ ～人形少年の館～」の続編「ザ・ボーイ 〜残虐人形遊戯〜（原題：Brahms:The Boy II）」を紹介します。あの不気味な人形（だけど愛すべき）ブラームス再び！
■作品概要
作品：Brahms: The Boy II
製作：2020／アメリカ
上映時間：86分
https://www.imdb.com/title/tt9173418/
■あらすじ
夫のショーン、息子のジュードと暮らすライザは、家に押し入った強盗に襲われ、それを目撃したジュードはトラウマで喋れなくなってしまう。都会を離れて田舎で暮らすことにした一家だが、ある日ジュードは近くの森に埋められていた人形ブラームスを見つける。その日から常にブラームスと行動を共にするようになったジュードは、少しずつ様子がおかしくなり、心配したライザはブラームスのことを調べ始める......。
■予告編
■ネタバレなし感想（ただし、前作のネタバレは含みます）
2016年の人形ホラー「ザ・ボーイ ～人形少年の館～」はとても面白く、僕はたまに見返しちゃうくらいには好きです。その前作は、人形に魂が宿っていた的な心霊現象ではなく、実は屋敷の壁の中にガチの人間が潜んでいたというオチでした。
今回の続編は監督も同じで、ちゃんと話がリンクしています。前作ではヒロインのDV元彼が人形を叩き割ってしまうのですが、今作で息子のジュードくんが見つけたブラームスは、ちゃんと一度破壊されて復元された形跡が残っていました。もちろんあのお屋敷も出てくるので、前にこんなことがあったんだよ、という感じで会話に出てきます。
どうしよう、ネタバレなし感想はこれくらいしか出てきません（笑）。あらすじがすべてなのです。あ、あと何気に主人公ライザを演じているのはケイティ・ホームズです。
前作を見ていて、人形ブラームスが好きという方は楽しめると思います（たぶん）。
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■ネタバレあり感想
↓ここからネタバレありなので注意です！！！
残念ながら、失敗作の続編になってしまいました。前作は、あからさまに人形がまばたきするようなことがなくて、地味にいつの間にか移動してたり、心霊現象？それとも誰かが動かしてるの？という最後まで読めない展開が好きでした。結果、人間（胸毛がすごい大男に成長した屋敷の息子）だったんかい！というのも、とても良かったです。
ところが、今回はブラームスが自分で動いたりして、完全に心霊方向にシフト。実はブラームスに取り付いた悪魔？がこれまでの持ち主を操っていたという話になっていました。つまり、普通のよくあるホラーになってしまった印象です。
とはいえ、前作を見ている方にとってはそれなりに楽しめますし、何よりもブラームスが魅力的な不気味人形であることは事実です。
同じことをやるなら、前日譚にして前作に繋げる時系列にした方が好みだったなぁ......。
