今回は、すでに日本で配信が始まっている大人気ホラーシリーズ「スクリーム6（原題：Scream VI）」を紹介します。シリーズ6作目となる本作も、前作から引き続き「レディ・オア・ノット」のマット・ベティネッリ＝オルピンとタイラー・ジレットが監督を務めています。また、今回はシリーズの核とも言える存在、シドニー・プレスコットを演じるネーヴ・キャンベルが初めて出演しない作品となります。個人的にスクリーム5は大好きだったので、今回も期待大です！
■作品概要
作品：Scream VI
製作：2023／アメリカ
上映時間：122分
https://www.imdb.com/title/tt17663992/
■あらすじ
ウッズボローの事件から1年。なんとか生き残ったサム（1作目の犯人ビリーの娘）、タラ、ミンディー、チャドは気持ちを切り替えてニューヨークで新生活をスタート。それぞれが事件のトラウマから少しずつ立ち直りつつあったが、当然ゴーストフェイスが放っておくはずもなく、新たな事件が起きてしまう。4人に加えてシリーズ皆勤賞のゲイル、全員怪しく見える新たな友人たち、そしてかつて事件で生き残ったカービィも登場。今回は誰が死んでしまうのか、犯人は誰なのか。シドニー不在の中で物語は新たな展開を迎える……
■予告編
■ネタバレなし感想
シリーズ5作目は約10年ぶりに製作されましたが、なんと今回は1年ぶりの新作！このスピード感は本当に嬉しいです。サム、タラ、ミンディー、チャドは続投していて、特にタラを演じるジェナ・オルテガは「ウェンズデー」の大ヒットで引っ張りだこですよね。今一番注目されている若手女優ではないでしょうか。
一方のオリジナルキャストは、前作でデューイが殺されてしまうというシリーズ最大のショッキングな展開がありました。今回もゲイルは引き続き出演するのですが、冒頭で述べた通り、なんと初めてシドニーが登場しない作品となります。その代わりに（？）、4作目で生き残ったヘイデン・パネッティーア演じるカービィがFBI捜査官として再登場します。
もう少しだけキャストの話をしたいのですが、個人的に1番驚いたのは、最初に殺されてしまう女性を演じたのがサマラ・ウィーヴィングということです。豪華！なぜ！？と思ったのですが、本作は「レディ・オア・ノット」の監督なので、同作の主役を演じたサマラが出演するのも納得なんです。これは嬉しいサプライズでした。
さて、物語の方は前作に続いて過去作へのリスペクトを感じられ、非常に面白かったです。6作目にしてシリーズ最高のOP興収を記録したらしいですし、相変わらず安定したクオリティ・面白さには感心させられます。
また、次々と起こる殺人現場にはこれまでの犯人が使ったマスクが残されていて、一体何のために？と謎を呼ぶ展開になっています。今回の犯人は誰なのか？何人いるのか？そしてゲイルは生き残るのか？大注目です。
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■ネタバレあり感想
↓ここからネタバレありなので注意です！！！
ネタバレとしては、2点書きたいと思います。
1点目はとても重要なことなのですが、ゲイルは死にません（笑）。前作でデューイが死んでしまったので、オリジナルキャストも死ぬ可能性があるということが提示されました。今回はシドニーが登場しないので、ゲイルも死んでしまうのでは？と不安だったのですが、いつものように刺されたりはするものの生き残りました。ただ、明らかに登場シーンは少なくなり、完全に脇役の扱いになってましたね。シドニーやデューイがいてこそのゲイルなので、仕方がないのかもしれません。
2点目は、犯人が3人だったということです。これはシリーズ初めての展開でしたね。しかも3人は家族で、サムのルームメイトのクイン、チャドのルームメイトのイーサン、2人の父親であるベイリー刑事が犯人でした。そしてその一家の長男が前作の犯人でサムに殺されたリッチーだったわけです。リッチーを殺されたことを恨み、3人は今回の殺人事件の犯人をサムに仕立て上げるつもりだったのです。
とんでもないサイコパス一家やないか、というツッコミはさておき、これは想定外の展開でした。そして現在のシリーズの核となっているサム、タラ、ミンディー、チャドが全員生き残るという、これも予想外の展開となりました。
クオリティが全く落ちることなく安定した面白さを維持しているスクリームシリーズなので、ぜひ7作目も作って欲しいです。
■関連作品
・前作のネタバレあり記事はこちら
・犯人役だったリアナ・リベラトが主演のホラー映画！
