今回は大人気ホラーシリーズ「スクリーム」の5作目「スクリーム (2022)(原題:Scream)」を紹介します。4作目までを監督したシリーズの生みの親、ウェス・クレイヴンが2015年に亡くなっているので、本作は「レディ・オア・ノット」のマット・ベティネッリ=オルピンとタイラー・ジレットが監督を務めています。また、シリーズ6作目の製作もすでに決定し、2023年3月の全米公開が発表されています。
■作品概要
作品:Scream
製作:2022/アメリカ
上映時間:114分
■あらすじ
またまたウッズボローにゴーストフェイスが帰ってきた。誰にも言えない秘密を抱えていることで実家を離れていたサムは、妹が襲われたことを知り久しぶりに故郷に帰ってくる。デューイの協力を得て事件を調べ始めたサムは、今回の被害者たちが過去の事件関係者の"親族"であることを知る。そしてある出来事をきっかけにウッズボローに戻ってきたシドニーやゲイルも、ゴーストフェイスに立ち向かうことに。果たして今回の犯人は誰なのか……?
■予告編
■ネタバレなし感想
約10年ぶりのシリーズ第5弾です!引き続き、シドニー、ゲイル、デューイが出演しますが、新たなキャストも魅力的です。今作のヒロイン、サムを演じるメリッサ・バレラは「イン・ザ・ハイツ」に出演していたので見覚えがある方も多いのではないでしょうか。他にもジェナ・オルテガ、ジャック・クエイド、ディラン・ミネットなど比較的有名な若手俳優が集まっています。
物語は、これまでの関係者の"親族"が襲われる話なので、1作目の犯人ストゥーの甥や、ランディーの甥/姪(双子)たちが登場します。サムが抱える秘密もこの設定に絡んでくるので、ネタバレの方で書くことにします。
映画の感想としては、ウェスから新たな監督にバトンタッチとなったので実は少し心配していたのですが、そんな心配は無用と思えるくらい面白かったです!過去作へのリスペクトも感じつつ、新たなシリーズを期待させる展開になっていました。5作品も製作されていてちゃんと面白いって、冷静に考えたらすごいことですよね。そして衝撃の展開も待っているので、こちらもネタバレの方で書きたいと思います。
唯一の難点は、1〜4を見ていないと楽しめないところでしょうか。さすがに本作からいきなり見る人はいないと思いますが、今回は特に過去作との繋がりが意識された作品なので、話を忘れちゃったという人は見返しておくことをおすすめします。
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■ネタバレあり感想
↓ここからネタバレありなので注意です!!!
書きたいことは2点あるのですが、犯人は書きません(笑)。スクリームシリーズは最初から見て登場人物たちの関係性を理解して初めて真犯人の驚きを味わえるので。あとは犯人が誰か、よりもこれから書くことの方が僕にとっては衝撃でした。
1つ目は、サムの抱える秘密です。実はサム、1作目の犯人ビリーの娘なのです!そしてなんと!ビリー役の俳優スキート・ウールリッチが再登場します!もちろん1作目で死んだ人物なのでサムが見る幻覚として登場するのですが、これは嬉しい驚きでした。
ここ数年は海外ドラマ「リバーデイル」に出演していたので、そのイメージが強い方も多いのではと思います。久しぶりにビリーが見れてテンションが上がりましたが、ビリーの娘っていつの間に!?とは思いましたね。シドニーと付き合う前は結構遊んでたのかな……とか想像しちゃいました。
衝撃の展開、2つ目。これは本当に辛かったのですが、なんとデューイが殺されてしまいます。これまでシリーズを追いかけてきて、シドニー、ゲイル、デューイは絶対に死ぬはずがないと勝手に安心してたんですよね。デューイの死を知ったゲイルの反応はもう辛くて見てられなかったです。シドニーはウッズボローには戻ってこないつもりだったんですけど、デューイの死を知って急いで駆けつけてくるという展開でした。
オリジナルキャストが死ぬこともあり得る、という可能性を提示されてしまったので、次作からはもう安心して見ることなんてできません。今回の監督が次作も続投するらしいので、期待して待ちたいと思います。
■関連作品
・シリーズ6作目も配信中です
・意外と長くシリーズが続いているクライモリ