2021年10月1日に日本で公開された死霊館ユニバース作品「死霊館 悪魔のせいなら、無罪。(原題:The Conjuring: The Devil Made Me Do It)」を紹介します。
死霊館シリーズとしては3作目、ユニバースとしてはもう8作目になります。アナベルちゃんも好きですけど、やっぱりウォーレン夫妻の活躍が見たいですよね。ちなみに死霊館としては初めてジェームズ・ワンではなく、ラ・ヨローナのマイケル・チャベスが監督を務めています。
■作品概要
作品:The Conjuring: The Devil Made Me Do It
製作:2021/アメリカ
上映時間:112分
■あらすじ
1981年7月、エド&ロレイン・ウォーレン夫妻は8歳の少年デヴィッドの悪魔祓いの現場へ。悪魔の力は非常に強くエドの命が危険に晒された時、デヴィッドの姉の彼氏アーニーが「デヴィッドを離せ!俺に取り憑け!」と言ってしまう。それから数日後、アーニーが男性を22度刺して殺害し逮捕される。悪魔の存在を確信したウォーレン夫妻は、取り憑かれていたことを理由に「無罪」を主張するアーニーに協力。ところがいつもとは何かが違う。そして真実に近づいた時、ウォーレン夫妻にも危険が迫り、なんだかとてもやばい状況になっていた……。
■予告編
■ネタバレなし感想
マーベルのMCUに対抗するかのような勢いの死霊館ユニバース。アナベルちゃんやラ・ヨローナ、死霊館のシスターなどスピンオフが続きましたが、エンフィールド事件以来、いよいよ5年ぶりに死霊館が帰ってきました!
結論、今回もとても楽しかったです!大満足!ジャンプスケアは正直いつものやつなんですけど、「あぁこれこれ、やっぱりこれだよね」という安心感、安定感がとても良いです(笑)。
見どころとしては、悪魔に取り憑かれて殺人を犯してしまった青年アーニーが裁判で、悪魔の存在により「無実」を主張するという展開です。といっても、裁判シーンが続くわけではないので、いつものように夫妻が悪魔から青年を救うのですが、タイトルにも「The Devil Made Me Do It」と付いているので重要な要素かなと思います。
そして重要な要素がもう1点。これはネタバレありの方で書きますが、今回はいつもとは少し異なる展開が待っています。この変化のおかげで、3作目となる本作も飽きずに楽しむことができましたし、「いつも同じ展開じゃないんだぞ」という心意気も感じられて面白かったです。
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・記念すべき1作目。「ペロン一家で起きた事件」が題材です。
・2作目。史上最長期間続いたポルターガイスト現象として有名な1977年の「エンフィールド事件」を題材としています。
■ネタバレあり感想
↓ここからネタバレありなので注意です!!!
いつもとは少し異なる展開と書きましたが、それは今回の事件が「呪い」であるという点です。最初に悪魔に取り憑かれた少年デヴィッドの家の地下を調べたところ、そこには魔女が人間を呪う儀式で使用する”トーテム”がありました。
そう、つまり今回は悪魔と契約した人間による呪いが原因だったんです。ウォーレン夫妻はいつも何かのきっかけで悪魔に取り憑かれてしまった人々を助けていましたが、今回は悪意を持った人間(とんでもなく怖い顔の女性!)の存在が明らかになります。
しかも犯人は夫妻の家にまで呪いのトーテムを届けたりして、エドとロレインのことも容赦無く追い詰めていきます。とは言え、最後はちゃんと夫妻が勝利しましたのでご安心ください(笑)。
結末としては、結局アーニーは有罪となり5年間服役したそうです。エンドロールでは、当時デヴィッドの悪魔祓いを行った際の実際のテープ音声が流れます。これがまた不気味で、悪魔のような笑い声には背筋がぞくっとしてしまいました。
死霊館ユニバースがいつまで続くのか分かりませんが、ウォーレン夫妻には数々のエピソードがあるので、4作目も期待しています!
■関連作品
・こちらも"呪い"がテーマですが、呪術バトルが見れます