のんびりホラー映画な日々

日本未公開の海外ホラー映画、海外ドラマを中心に、気ままに感想を書いています。

ネタバレなし感想「アーカイヴ」とんでもない結末!テオ・ジェームズ×ロボット3姉妹

今回は、SF映画「アーカイヴ(原題:Archive)」を紹介します。主演は「ダイバージェント」シリーズのイケメン俳優、テオ・ジェームズです。いわゆる"どんでん返し系"の映画で、ラスト数秒は鳥肌立ちっぱなしでした!

なお、本作は未体験ゾーンの映画たち2021にラインナップされ公開されました。正直、未体験ゾーンだけの公開はもったいないと思いましたが、公開されたことは素直に喜びたいです。

 

■作品概要

作品:Archive
製作:2020/イギリス、ハンガリーアメリ
上映時間:105分

f:id:yusuke110044:20200809181201j:plain

https://www.imdb.com/title/tt6882604/
■あらすじ

舞台は日本の山梨県。山奥にある巨大な施設の中で主人公ジョージはAI搭載型ロボット2体と暮らしている。J1、J2とそれぞれ名付けられた2体のロボットだが、試作品ということもあり見た目はいかにもなロボット。限りなく人間に近い人型ロボットの3体目、J3が完成間近だが、ジョージの目的はただ一つ。事故死した妻ジュールズの記憶をJ3に移植し、生き返らせることだった......。

 

■予告編


www.youtube.com

 

■ネタバレなし感想

いやー、これは本当に面白かったです。ただ、実はこの作品、ラストにとんでもない結末が待っているので、今回ばかりはネタバレなしの感想のみとします。何も知らずにこの衝撃を味わった方が、この作品を楽しめると思います。

ネタバレしないように解説すると、(なぜか)山梨が舞台で、ジョージは事故死した妻ジュールズのことを忘れられず、AI搭載人型ロボットにジュールズの記憶を移植し、生き返らせようと日々実験をしています。この物語の時代には「Archive」というサービスがあり、生前の記憶をデジタル化、つまりアーカイブしておくことでその人の死後も会話ができ、残された人がきちんと別れを告げられるのです。有能な技術者であるジョージはそのサービスを違法に使用し、移植を試みます。

そこで生まれたのが試作品のJ1とJ2。J1は言葉を発せず5〜6歳、J2は見た目がまだロボット感が強いものの会話ができる15〜16歳。その後、(J2とは比べ物にならないような)人型のJ3が生まれます。3体は3姉妹のような感じです。限りなく完成に近づいたこの試みがどんな結末を迎えるのか......

結末以外に触れると、この作品の魅力は「J2」の存在です。とにかく愛らしいんですよ。「私にも手伝わせて」とジョージの力になろうと健気にがんばっていて、なのにジョージはJ3に夢中なので無神経に扱ったりして、見ていて涙が出てきます。だんだんJ3に対して嫉妬の感情が生まれ、音楽に合わせて踊っているジョージとJ3の姿を影から悲しそうに見ていたり、浮かばれない片思いな感じで(涙)。すごいなと思うのは、ロボットなので表情がないにもかかわらず、悲しそうな感情が伝わってくるんです。この映画を見ればみなさんJ2のことが好きになるはず。それくらい魅力的でした。

 

 

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■関連作品

・同じく未体験ゾーンの映画たち2021にて公開 

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・テイストは全然違うAI搭載型ロボットが登場

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